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atelier:mitsuba

i love UI/UX, Blend, XAML, Behavior, P5, oF, Web, Tangible Bits and Physical computing. なにかあればお気軽にご連絡ください。atelier@c-mitsuba.com

あるハッカソンの感想とこれからエンジニアを目指す人達へ

とあるハッカソンを覗いて、ちょーっと気になったこと。
いま組んでるコードとかいま組んでるアプリとかいまやってるデザインが誰のために作ってるのかっていうのを考えるフェーズがばっさり抜けているんじゃないかなぁってこと。
たぶんこういうことは学べていないんじゃないかなぁ。

今組んでるものがアプリなら、自分の使ってるサービスを自分が使いやすくするために作ってるし、自分が想定しているほげほげなユーザーのためならほげほげなユーザーについて考えて作るよね。
今組んでるものがライブラリなら、自分の組んだコードを整理したいとか工数を減らしたいとか楽したいとか、誰かに使ってもらうためなら、これを使うエンジニアに対してどういう機能、どういうインタフェースを用意してあげると、便利だったし幸せだったりするのか考えるよね。

短時間で好きなものを作るのは構わないけど、いまからやる作業をだれのためにやるのかっていうのを考えてほしい。
一番わかりやすい自分のためでもいい。

だれのためになにかをするっていうのがわかれば、自分がどんな人にアプローチしたいのか、アプローチしたい人はどんな技術を好んで使うのか。
なら、自分が学ぶ技術が何なのかっていう柱が生まれると思う。
柱が生まれると肉付けができるしね。
柱に対して技術を追いかけて、柱が活きるような他の技術を取り入れていけば、その柱が自分の強みになるだろうし、その柱がたまたまMSの製品の利益に結びついていたら、もしかしたらMVPになれるかもしれない。

(ちなみにあたしは昔まわりがみーーーーんなMVPで、MVPになることを目標に活動してたら審査に落ちたし、やっぱそゆ動き方はしんどいし長続きしない。)

あたしの場合は、インタフェースデザインにもアプリ開発にも興味がある。
でもって、思ったよりデザイナーとプログラマーって仲が悪いのが分かったから、あたしがいればいいかんじに回せるようになりたい。
だから、一本自分でアプリを組める技術力と、自分が満足するアプリデザインを身につけようと思った。
で、それが分かれば双方に投げ方だったり翻訳だったり橋渡しが出来るようになると思ったし、そういう人を目指した。
いまは、実際にアプリを使うユーザーが幸せになるにはどうすればいいかっていうの考えて提案するお仕事したりしてる。

(やり方見つけてからは、MVPって名乗ってもいいかなと思ったり、このやり方が評価されたんだって思った。)
(そんなことしったこっちゃないし、コンピテンシによっては関係ないっていうMVPもいるかもしれないけど、あたしはこれが考えられないエンジニアはこの先生きのこれないと思う。)

なので、言われたからこっちに方向転換しようと思いますとかじゃなくって、どんなエンジニアになりたいのか、とまでは言わないけど、少なくともチームでアプリ開発を行うときは、今これからやる作業はなんのためにするのかっていうのを考える癖を5分でいいからつけるべきだと思う。
それがすっっっごい架空の人でもいいけど、あるのとないのとでは説得力が違うし、これからやる作業もブレない。なにより自分の成長の指針になる。

もちろん、趣味でプログラミングも技術をつけるためには大事だし、単純に技術は面白い。でもなにかプロダクトを作るときはそーいうことを考えてほしい。

きついことをいうと、あんまりイベントのセッションではそういう話はしてくれた試しがない。
(し、あたしはこれをUXの最初の一歩だと思うけど、触れられないので期待していない。)
技術は利益に直接結びつくけど、思想は明日お金になるわけじゃないからね。
それによく技術が出来る人は技術で食べていけるから。

でも、これから学ぶ人だったり、高いところを目指していくなら、自分が学んできたことを風呂敷に広げて、スキルセットを振り返って、ちょっとでいいから時々考えてほしい。

今日のハッカソンをみて技術力がとってもすばらしいこもいっぱいいたし、えいごがーえいごがーなんていうどうでもいいこともいわなさそうなのだけど、あたしにとってこの大事なところが抜けてるように見えたし、それが差かもしれないなーって思った。
もちろん、いまのあたしに答えが出てるわけでもないし、これが正解だとも言えないし、当時できていたかっていわれるとわかんないけど、もしなにかこのエントリで思うことがあるなら、一度考えてみてほしいなぁ。