最近点群を扱うことがあって、技術調査をしているうちに面白いものを見つけたので、メモ。
WebGLでめっちゃ頑張って点群をWeb化するライブラリらしい。
デモも色々あって、カリフォルニアの180億点群とか結構ぬるぬる動いてすごい。
potree.org
で、これをやってみる。
POTreeがサポートしてる点群はLASなので、まずはLASを用意するところからはじめていく。
実は似たようなものをサービスとして、人工知能研究センターっていうところが公開しているらしい。
今回作るのはこれのちょっとショボい版かな?
https://gsrt.digiarc.aist.go.jp/3ddb_demo/tdv/index.html
今回はここからサンプルデータとして富田林の旧杉山家住宅主屋をダウンロードする。
ダウンロードできるデータ形式はcsvのxyz形式なので、CloudCompareとか使って、LASに変換した。
LASに変換さえしてしまえばこっちのもので、POTree ConverterでLASをWebに変換する。
コマンド一発でWebページまで作ってくれるのですごい。
参考はこのあたりで、似たようなコマンドを打って作る。
PotreeConverter.exe pcl.las -o ./pcl -p PCL
するとpclってフォルダと
その中にこんなかんじのファイルが出力される。
POTreeってWebの中で点群のデータを取ってくるのに通信してるから、ふつーにhtmlをダブルクリックしても動かない。
カジュアルに試したければ、Web Server for Chromeとか、サクッと動くWebサーバーでホストしてやるといいかも。
実行するとこんなかんじ。
POTreeのいいところは、クリッピングができたり
距離とか面積が測れたり。
なかなかいい感じのライブラリなので、興味があればぜひ試してみるとよいかも。
長くなったので、地図上に乗せるのはまた次回に。