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UX is not UI を知らずにUXは語れない

UXに関心があるなら、あまりにも有名すぎて知ってて当たり前すぎる1つにコラムがUX is not UIです。
http://www.uxisnotui.com/downloads/with-title.png


もちろん他にもUXに関する文書だったり、様々な企業の解釈だったりはありますが、個人的には、
UX is not UIについておさらいせずにUXという言葉を使うなと言っていいぐらい、項目としてわかりやすくまとまっています。
体系的な解釈を明示せずに語られる「UX」なんてものは偶像崇拝宗教みたいなもので、「UXが向上しました」なんてものはコレで神が降りてきます!ぐらい怪しい物です。

とはいえじゃあUXは変わったり向上しないものかっていうと、もちろんそんなことはないです。
「UXが向上しました」は、「なにをどうかえたら、どう向上したか」っていうのの説明を放棄しています。
なには作業項目で、どう変えたは作業内容で、どう向上したかは結果であり数値で表現できるものです。

とくにその「なに」がUX is not UIの項目になると思ってよいです。
どう変えたかは、自分が行ったことなのでもちろん説明できるはずだし、結果はPVの向上だったり、目的ページまでのタップ数だったりアンケートだったりで表れますね。

体験者からみたUXは主観であり経験ではあるものの、ソリューションから見られるUXはこれらの集合体で理論のかたまりだと解釈しています。
なので、もしUXを語るのであれば、こんな風にUXの向上を実務レベルまで内容を落としこんで、再現性と結果語らないと、自分の主観をUXと言い換えて押し付けているだけで、どんどんあやふやふわふわでUX!UX!言ってるだけ言いたいだけの中身になりがち。


逆にコレ以外でUXが語れるのであれば、オーディエンスが納得いくUXの定義をしないといけないかもしれませんね。